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耐圧仕様ダンパー耐圧仕様ダンパーFDHFDSFDPFD当仕様は変更することがあります。納入仕様図面でご確認ください。ダンパー設置上の対策【問題-1】送風機の直近にダンパーを設置すると、製作仕様が変わります。耐圧型をおすすめします。原   因: ファンの直近や曲がり、または分岐等のダクト内気流は、偏流や乱流が起こっています。一部の羽根に集中して荷重がかかる偏流、不規則の気流である乱流は羽根が振動して軸受部が金属疲労を起こしダンパーの回転軸である連結金具や軸受け架台が磨耗によって脱落、劣断して羽根が飛んでしまうことがあります。主な対策例: 対策1  ファンの風量と機外静圧が小さい場合、それほどの乱流偏流が無いとの判断で気流に逆らわない羽根位置とする。図1、2の場合、タテ羽根となるようにダンパーを設置し、羽根枚数を多くする。対策2  対策1の目安以上から高圧1ダクトに至らない仕様程度の場合、弊社の高圧1仕様のダンパーとする。対策3 高圧1ダクトに相当する場合、ダンパーサイズを考慮し風速を抑え、弊社の高圧2仕様ダンパーとする。対策4 さらに強度を考慮する場合、回転軸の無い構造のダンパーとする。W×Hサイズ曲げ基準荷重ねじれ基準モーメント500×5009173N3567N・m1200×50017826N6938N・m【問題-2】角ダンパーは斜め方向の力には弱くできています。原因-1:ダンパーとダクトの取付ボルトの穴が合っていない場合、やむを得ず必要以上の力をダンパーに加え取付けると、ダンパーの開閉機能が損なわれ羽根の開閉ができなくなることがあります。対策-1:ダンパーの取付後ダンパーの開閉確認を行ってください。原因-2:ダンパー運搬時に斜め方向の力が加わる恐れがあります。対策-2: ダンパーの取扱として運搬時または移動時に斜め方向の力を加えないようにしてください。弊社製造上の対策として①ダンパーのコーナーは連続溶接とします。② 一定のサイズを超えた場合、補強用の仕切りを取付ます。③ 更に一定のサイズを超えた場合、ダンパーは分割式とします。【問題-3】 ダンパーと単管または実管スリーブとの取付が不十分だと火災時に防火ダンパーが脱落することがあります。対 策: 接合部がアングルFG式および共板式ともにその取付基準を遵守してください。解 説: 防火ダンパーの接合部の強度は、万一ダクトの吊が破断し、ダクトにロックウール保温材で保温した全荷重が防火ダンパーにかかると言うような場合を想定しています。    その判定基準は    ① 右図の過重に相当するモーメントを与えた時、破壊もしくはダンパー閉鎖状態が阻害される著しい変形が無いこと。    ② 変形しても圧力500Paに於いて18.8L/min・m以下の漏気であること。なお変形は1/70であることが望ましい。▲斜め方向の限度過重テスト(建材試験センター自主テスト) •ダンパーサイズ500×500のテストの結果80~100Kgfで羽根の開閉が不可能となりました。ダクト+保温重量ダクト+保温重量1/2 スパンFDダンパーダンパー図1. ファンの直近に取付図2. 曲がり部等の直後に取付耐圧型一般型送風機送風機VDの耐圧仕様は31ページCDの耐圧仕様は39ページ23

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