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空調換気用ダンパー防食仕様ダンパー防食仕様ダンパーVDMD空調換気用ダンパー当仕様は変更することがあります。納入仕様図面でご確認ください。腐食による不作動の原因● 腐食が原因でのダンパー不作動は次の部分の腐食が起こった時点で発生します。•ダクト内を通過する空気は意外と汚れているものです。 3.羽根の腐食1.連結金具の腐食または油脂、塵埃等による固着 4.ケーシングと軸受け架台の腐食2.軸受の電食腐食または油脂、塵埃等による固着 5.フランジの腐食•上記1~2の現象が1つでも発生した時点でダンパーは不作動となります。 •上記3~5が直接原因での不作動の発生はありません。雪(低温)雨(水分)高温酸性雨排気ガス(亜硫酸)当社 T.TS.ガルバ.SUS仕様で大丈夫!長寿命化を実現した当社標準品でOK!海塩粒子風・ほこり様々な場所で使われていますRA(還気)OA(外気)仕様の決定と対策防食仕様一覧表の作成情報収集1.お客様からの情報例 ①塩害対策をしたいがその仕様は? ②ダクト系の長寿命化を計りたいが適材適所の仕様とは?③いつも○○○系統のダンパーに問題があるが?2.その他の情報は、東京消防庁・(一財)建材試験センター・(一財)日本建築防災協会・日本防排煙工業会の資料です。分析•上記の情報と弊社における過去の腐食に関する修理、交換および弊社の暴露試験から次の原則を得ました。 弊社の現標準仕様で十分な場合が全出荷量の8割以上あり、いたずらにUPしないよう不作動の原因となる部分の順からその性能をUPする。ただし、適材適所の選択が可能な範囲とする。1.FD類とVDは出荷量に対する腐食問題率は比較的少ない。条件のよい2次側ダクト系での使用が多いと思われる。当製品は出荷数量も多く、標準品での対応は製造コストを考慮し決定した。2.円形ダンパーの腐食問題率は更に少ない。小風量であり、構造も角ダンパーの多翼羽根と比較して単翼であり単純です。また、条件の悪いダクト等での使用も少ないようです。3.CDとMDは、出荷量に対する腐食問題率は上記ダンパーより多い。外気系ダクト等条件の悪いダクト系に使用される率が多いと思われる。出荷量は上記ダンパーに比べ少ないので標準品の防食対策も考慮した。仕様決定•従来はSS製とステンレス製ダンパーのみですが、SS製に少し付加すれば寿命が延び、必要ないと判断すればコストの低減になることを狙ったものです。また、防食仕様の標準化を図り、製造コストの低減化を狙いました。•弊社としてはその種類は少ない方がコスト、管理面でよりよいのですが、過去数年間、お客様との設置環境等の諸条件をお打ち合わせいただいた結果、この種類となりました。外部連結仕様種類連結方式連結アーム連結板ピン低圧・高圧1外部φ6ステンレス製ステンレス製φ6 ステンレス製高圧2外部φ8ステンレス製ステンレス製φ8 ステンレス製避圧外部φ8一般構造用圧延鋼材ステンレス製φ8 ステンレス製◎VD・MD標準仕様の連結金具と連結板は外部取付けです。◎MD標準仕様の軸受は黄銅にテフロンコーティングです。(標準外部連結式)▲油脂・塵埃によると思われる不作動ダンパーの内部1▲塩害によると思われる不作動ダンパーの内部12▲ 自動車の排気ガスによると思われる不作動ダンパーの内部1228
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